「バイブルクラス」が行われました。
Bible class on Saturday, May 17, 2014
5/17(土)のバイブルクラスの出席者は4名でした。
聖書はマタイによる福音書の13章に進みました。今日学んだ箇所は1節から23節までです。
この13章はイエスのたとえ話が七つ出てくる場面です。今回はクラスの皆さんと意見交換から、18-23節、" The Meaning of the Harvest Story"(収穫のたとえ話の意義)についてレポートします。
Matthew 13 / The Message (MSG)
18-19
"Study this story of the farmer planting seed. When anyone hears news
of the kingdom and doesn't take it in, it just remains on the surface,
and so the Evil One comes along and plucks it right out of that person's
heart. This is the seed the farmer scatters on the road.
20-21
"The seed cast in the gravel--this is the person who hears and instantly
responds with enthusiasm. But there is no soil of character, and so
when the emotions wear off and some difficulty arrives, there is nothing
to show for it.
22
"The seed cast in the weeds is the person who hears the kingdom news,
but weeds of worry and illusions about getting more and wanting
everything under the sun strangle what was heard, and nothing comes of
it.
23
"The seed cast on good earth is the person who hears and takes in the
News, and then produces a harvest beyond his wildest dreams."
新共同訳聖書 マタイによる福音書13章
13:18「だから、種を蒔く人のたとえを聞きなさい。 13:19だれでも御国の言葉を聞いて悟らなければ、悪い者が来て、心の中に蒔かれたものを奪い取る。道端に蒔かれたものとは、こういう人である。 13:20石だらけの所に蒔かれたものとは、御言葉を聞いて、すぐ喜んで受け入れるが、 13:21自分には根がないので、しばらくは続いても、御言葉のために艱難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまう人である。 13:22茨の中に蒔かれたものとは、御言葉を聞くが、世の思い煩いや富の誘惑が御言葉を覆いふさいで、実らない人である。 13:23良い土地に蒔かれたものとは、御言葉を聞いて悟る人であり、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結ぶのである。」
この箇所、現在日本の多くの教会が用いている新共同訳聖書の小見出しでは、「種をまく人のたとえの説明」となっているのですが、私たちが今バイブルクラスで学んでいる現代英語訳聖書The Message (MSG)の" The Meaning of the Harvest Story"(収穫のたとえ話の意義)の小見出しと比較すると、そのたとえ話しの焦点の違いに気づきます。
それは、「種蒔き」と「収穫」の違いです。
収穫とはそのためのプロセスの最終的な実績であり、同時に目的でもあります。また収穫は他のものとの比較や評価の対象となります。別の表現をもちいれば決算であり成果とも云えるかもしれません。
一方、種蒔きは収穫を得るためのプロセスですから、こちらももちろん大切ですが、収穫の目標レベルや活動の環境によってプロセスの最適化とそれらの点検が常に必要です。
確か、この前の章の12章にも同じような意味合いの聖句が在ったことを思い出します。
Matthew 12 / The Message (MSG)
33
"If you grow a healthy tree, you'll pick healthy fruit. If you grow a
diseased tree, you'll pick worm-eaten fruit. The fruit tells you about
the tree.
新共同訳聖書 マタイによる福音書12章
「木が良ければその実も良いとし、木が悪ければその実も悪いとしなさい。木の良し悪しは、その結ぶ実で分かる。
ここで考えさせられることがあります。「もしかしたら、私たち(日本)のキリスト者の信仰生活やその基盤である教会形成は、プロセスと収穫のバランスが悪いのではないか?」。
ある統計によれば、日本のキリスト教人口は約109万人で人口に占める割合は0.9%。
1872年(明治5年)に日本に初めてのプロテスタント教会が誕生してから約140年が経過しています。
今後は教会も私たちも、それぞれの収穫に対してもしっかりコミットし、いままでのプロセスを変えていく必要があると思いました。