「バイブルクラス」が行われました。
1月18日(土)、今年2回目のBC(Bible Class)の出席者は5名でした。
今回、昨年から緑星教会の礼拝や祈りの会に出席されている新来者の女性が、初めて英語の聖書の学びの輪に加わってくださいました。
今日の箇所はマタイによる福音書の8章です。
この8章の前半にはイエスがいくつかの病を治す場面がでてきて、伝統的な英文聖書(NIV)の小見出しには"Jesus Heals a Man...."イエスは人を「癒す」"とあります。
確かに聖書の中でイエスは様々な病に苦しむ人たちを癒し(治して)ています。
一方、今学んでいる「The Message」の小見出しでは "He Carried Our Diseases" と記されていました。直訳すれば「彼(イエス)は私たちの病を運び去る。」です。
このメッセージにはこの聖書著者が抱くイエス像を現代人の私たちに生々しく伝えようとする意図が表れているように思います。
イエスの癒しは今の医療のように薬や器材を使って病を治療する癒しではなく、苦しむ人たちの痛みや嘆きをイエス自身がその身によって代わりに受けて取り去るというニュアンスがあるように思います。
8章で特に印象に残る箇所が、イエスが病気の部下の癒しを懇願しに来たローマの百人隊長の信仰を褒めちぎる場面です。(ローマの軍隊といえばイエスを十字架につけた実行犯なのですが。)
7 Jesus said, "I'll come and heal him."
8-9 "Oh, no," said the captain. "I don't want to put you to all that trouble.
Just give the order and my servant will be fine. I'm a man who takes orders and gives orders. I tell one soldier, 'Go,' and he goes; to another, 'Come,' and he comes; to my slave, 'Do this,' and he does it."
10-Taken aback, Jesus said, "I've yet to come across this kind of simple trust in Israel, the very people who are supposed to know all about God and how he works.
百人隊長は病気に苦しむ部下の処にイエスが行くと云っているのを敢えてとどまらせ、イエスの偉大さを自らの信仰と行動規範で証し、その信仰に驚くイエスは神の癒しの御業の確信を伴って絶賛します。
この日の皆さんの学びの中で「The Message」の特徴でもある、イエスへの呼びかけに用いられている"Master"「主よ」について皆さんの意見交換がありました。
伝統的な聖書では、"Lord"「主よ」が一般的です。
その時出た意見の一つです。
「まだその時点(十二弟子前)には弟子たちはイエスを大先生としか認識していなかったのではないか・・・?」
次回は2月1日(土)、午後3時からです。