「教会前庭」に「レプトン(?)」が2枚
バザーに備え、教会前庭の草取り整備をしていた時であった。草の間に銀色に光るものがある。近づいて見ると「百円」硬貨2枚。このようなお金が庭の道路寄りによく落ちている。どなたかが、「お賽銭」として献げて下さったのだろう。感謝である。
この2枚の硬貨を見て、エルサレム神殿の賽銭箱に「レプトン銅貨」2枚をささげる話を思い出した。
イエスが賽銭箱の前に座り、群衆がそれにお金を入れる様子を見ていた時のこと。大勢の金持ちがたくさん入れていた。ところが、ひとりの貧しいやめもが来て「レプトン銅貨」2枚を献げた。
イエスは弟子たちを呼んで、この貧しいやめもが誰よりもたくさん入れた。何故か。みんなは有り余る中から入れたが、この人は乏しい中から「生活費」全部を入れたからであると話す。
「生活費全部」とは、人生全部である。すべてを神にささげ、神に従うことが1番、大切なのである。
百円硬貨2枚、金額の値としてはわずかであるが、それをささげた方は、人生で1番苦しんでいることを祈られたかもしれない。その祈りを覚えたい。