― オアシス ― 2018.4.22
「関係概念としての愛」説教要旨
「互いに愛し合いなさい」という時、私たちはどのような思いを持つのでしょうか。愛に満ち溢れた世界を作り出すためには、キリスト者が率先して「愛」を示す者となりなさいということでしょうか。確かにそうかもしれませんが、それは少し抽象的な感じがします。
具体的に「愛」というものを考え、「愛」を示すという点で、一番難しいのは、身近にいる人との関係ではないかと思います。
身近にある関係性の中で、いかに「愛」というものを実践するのでしょうか。そして、大人として生きる私たちの責任として、「愛」の人であるということにおいて、まず一番大切なことは、自分自身のよき隣人であるか、ということではないでしょうか。
自分を甘やかすのでもなく、苦しめるのでもなく、自分のよき理解者となり自分自身をケアするということです。それができることは隣人を愛することに繋がります。(岡田恵美子)