「聖書に親しむ会(夜の部)」が行われました。

10/26(水)に「聖書に親しむ会(夜の部)」が4名の出席者で行われました。

現行讃美歌20番と祈りをもって開会し、担当の人が最近気になった「TQ-心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント 」(ハイラム・W・スミス著 SB文庫)における価値観に関する調査「人生で最も大切なもののベスト10」を紹介するとともに、キリスト教における最も重要な掟「神を愛し、隣人を愛する」との違いについてメンバーの意見を聞きました。
その上で、コリント人への手紙Ⅰのみことばをもとに、「人生で最も大切なものベスト10」で「神/宗教」や「人々への愛/奉仕」よりも上位であった「夫や妻」「経済的な安定」「健康と体力増進」「子どもと家族」について、パウロが、非常に豊かで栄え、享楽文化が発達して宗教的・倫理的に堕落していたコリントの人々へどのように説いていたのかを学びました。
10章23節~11章1節「『すべてのことが許されている。』しかし、すべてのことが益になるわけではない。あなた方は何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい。」と、13章~14章「愛は決して滅びない。預言は廃れ、異言はやみ、知識は廃れよう、わたしたちの知識は一部分、預言も一部分だから。完全なものが来たときには部分的なものは廃れよう。しかし、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。愛を追い求めなさい。」から、「夫や妻」「経済的な安定」「健康と体力増進」「子どもと家族」を人生で最も大切にする人々に対し、キリスト者はそれを重んじつつも、「神を愛し、隣人を愛する」考え方が根幹にあった方がより豊かなものが得られるのではないか、というアプローチを採るべきであろう、ということが担当の人の現時点での結論となりました。
語り合いの中では、「神と愛以外はいずれなくなってしまう。その時はどうなるのか。その人にとって、すべての基となるものがあることを知っていることは大きいだろう」ということや、「『すべてのことが許されている。』というみことばには、すべてが神の御手の中であることを思い起こさせられた。人間の力が強い時には自分たちが物事の善し悪しまで決めるのかのように錯覚してしまう」という話がなされました。
主の祈りをもって閉会しました。豊かな交わりと学びの時に感謝します。