「極めて良かった」★

 

神はご自身の「言葉」により世界を創造された。それは「極めて良かった。」

人間に関して神は深く自分自身と対話をし、熟慮をしつつ「我々にかたどり」創造され、世界の信託という使命を与え、「エデンの園」に住まわせた。ところが、人間は「食べると必ず死んでしまう。」という警告を無視して「善悪の知識の木」の実を食べる。アダムは、どうして食べたか問われ「女が木から取って与えたので、食べました。」と、責任を女に転嫁する。女も問われ、ヘビのせいにする。人間とは無責任な存在であることが暴露され、神は二人を「エデンの東」に追放された。

この二人に息子が与えられ、兄カインは「土を耕す者」となり、弟アベルは「羊を飼う者」となる。この兄弟関係が、カインがアベルを殺害することで破壊され、兄カインは「エデンの東」に追放される。

このように、神を悲しませる事件が繰り返されることで、神は「わたしはこれらを造ったことを後悔する。」と言われ、世界を造り直す決断をされる。この再創造が「ノアの箱舟」物語である。新たにされた世界で神はすべての肉なるものとの間に契約、それも「永遠の契約」を立てられる。

私たちは神に再創造された世界にそれぞれに使命を与えられて派遣されているのである。