「バイブルクラス」が行われました。
Bible class on Saturday, March 15, 2014
今日の出席者は4名でした。
学びの箇所はマタイによる福音書の10章1節から28節で、そこには "The Twelve Harvest Hands" というサブタイトルが記されています。
先回9章の文末でイエスが弟子たちに語った言葉
"How few workers! On your knees and pray for harvest hands!"
(働き手があまりに少ない!あなたがたは跪いて収穫の働きのために祈りなさい。)
の流れを受けて10章は始まっています。
この10章ではイエスの12弟子の氏素姓が明らかにされています。良く知られている、その後イエスを裏切る事になるイスカリオテのユダも12弟子の一人として紹介されています。
今日の学びのポイントの一つは、イエスが弟子たちに施す教育訓練とその目的と成果です。
He gave them power to kick out the evil spirits and to tenderly care for the bruised and hurt lives.
(イエスは、弟子たちに悪霊を追払う力を与え、そして傷ついた人や生活の乱れた人たちにやさしい愛ある気遣いをした。)
この御言葉はそのまま主語を彼・イエスから教会という言葉に置き換えると、教会の最も重要な働きが理解できます。教会は神様から託された救いと癒しの役割、能力を磨き、広く世の中で役立たせる使命を担っているわけです。
その後も弟子たちへのイエスの教えの言葉が続き、そこにも重要なポイントがいくつも記されています。
5-8 Jesus sent his twelve harvest hands out with this charge:"Don't begin by traveling to some far-off place to convert unbelievers. And don't try to be dramatic by tackling some public enemy. Go to the lost, confused people right here in the neighborhood. Tell them that the kingdom is here. Bring health to the sick. Raise the dead. Touch the untouchables.Kick out the demons. You have been treated generously, so live generously.
イエスは送り出す12弟子たちに大切な役割と責任を分け与え、現実の社会で困難に遭遇した時の対処や事前の回避策を具体的に指導します。そして最も重要な弟子たち(教会)の使命とその活動を具体的にわかりやすく、そして実現可能なステップを踏むよう諭しています。
1. 先ず身近な困っている人たちを招き入れる
2. 既に神の国(救い主)が到来していることを知らせる
3. 苦しみ、悩み、困っている人に手を差し伸べる
4. (その後)世の中に在る悪魔・反対勢力を追い出し豊かに暮らす
当時ユダヤ教社会の中でマイノリティーであったイエスと弟子たち。現実を冷静に見つめ、その後の厳しい環境の下、教会の着実な成長のステップを見据えるクールなイエス像が思い描ける、今日のマタイによる福音書の御言葉でした。