「旧約聖書を学ぶ会」が行われました。
信徒の姉妹の担当のもと、旧約聖書のイザヤ書63章(1節から6節)の学びをしました。
テーマは主の報復、形式は、作者とヤハウェとの想像の対話。ブドウを産出しワインを醸造する死海の南東の国エドムから一人でやって来るヤハウェの赤い(アドム)衣は、ブドウを踏むように周辺諸国民を殺戮したその血で染まったものだった。
思い起こせば、ヤハウエこそがイスラエル連合軍の指揮者であった。
捕囚を経て、打ち砕かれたイスラエルは、かつて預言者が激しく非難した軍馬や諸外国との同盟でなく、ひとりでも戦うヤハウエを切望する。
今日、受け入れがたい残虐な作品は、帰還者の厳しい現状を背景にしている。