「神から幸福を」

聖書-ヨブ記1:20‐22

「知恵」の地「ウツ」の人、ヨブが、サタンによる試練を受けても「罪」を犯さない物語。
「神を畏れ、悪を避けて生きていた。」「義人(百点満点の人!」ヨブは12人の子と多くの財産を与えられていた。この状況に関し、神が「告発する者」との意味を持つサタンに対し、「無垢な正しい人で、神を畏れ」るヨブに気づいたかと言われた。サタンはヨブが神を敬うのは「利益」が与えられているからであり、「彼の財産」を奪えば、「面と向かってあなたを呪うに違いありません。」と反論する。それでは「お前のいいようにしてみるがよい。」と許可を与えられ、ヨブは子どもたち、財産すべてを奪われるが「主は与え、主は奪う、主のみ名はほめたたえられよ。」と「神を非難することなく、罪を犯さなかった。」そこでサタンは第2回目の試練としてヨブの体を「頭のてっぺんから足の裏までひどい皮膚病にかからせた。」ここに至り、妻は「どこまでの無垢でいるのですか、神を呪って死ぬほうがましでしょう」と言うが、その言葉を「愚かなこと」としてしりぞけ「わたしたちは、神から幸福をいただくのだから、不幸もいただこうではないか。」とその唇をもって罪を犯すことをしなかった。
私たちは幸福だけの人生を送りたいと願うが、それは不可能である。そうであるからこそ、ヨブに学び、「不幸もいただこうではないか」と言いきれる信仰者になりたい。