「今、この時代をどう生きるか」-「2013年緑星キャンプ」主題説教-

聖書-マタイによる福音書5:45
「2013緑星キャンプ」のテーマ「今、この時代をどう生きるか」の問いかけに私たちは「正しい者にも正しくない者にも雨を降らせ」て下さる神の「再創造」の担い手となるべきである。
 
「この時代」に関し、参考図書「3.11以後とキリスト教」の著者の一人荒井献は「宗教改革前の時代」と、語る。
 
イエスは時代を支配するローマ当局により十字架につけられた。イエス無き時代となるが、弟子たちは「イエスが復活した」と宣教を展開する。やがて、教会はイエスを直接知る弟子たち無き後、イエスの言葉、行いをまとめた初文書(福音書など)を信仰書として受け止め、「イエスを主である」と告白すると会堂から追放される迫害時代を生き抜いて行く。
 
本田神父は参考図書で「過去の自分も含めて、いまの「わたし」の判断と決断と実行によってわたしの全存在がクリーンアップされる、刷新される。」と語る。時代を越えてなされる神の再創造に仕える教会の働きは「からし種」一粒であるが、そこには聖霊が豊かに満たされており、私たちは世界を変えてゆく担い手とされる。新たな創造の担い手(「天の父の子」マタイ福音書5章)とされ、これまでにない「価値」を生み出してゆく器とされる。その価値の最大な教えは「緑星キャンプ」で選ばれた聖句を生み出す土台となる教え「敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」である。このみ言葉を含め「今、この時代をどう生きるか」の指針をたえず聖書から聞いてゆきたい。
(牧師・矢吹一夫)